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ムビラの伝説
アフリカに語り継がれるムビラの起源について
ジンバブエ東部ダンバツォコにはムビラの伝統を守ってきたムジュル家一族が住んでいる。20世紀に生きた故ムチャテーラー・ムジュル氏はムビラプレーヤーであり、霊媒師であった。彼はショナ族の偉大なスピリット、チャミヌカを降霊したと伝えられる。
「ムジュル氏が語ったムビラの起源によれば、ムビラはルサペの北、マウントダーウィンの方角に位置する「ジンバ・リシナ・ムスウォ(扉のない家)」というヨーロッパ人が決して見たことのない土地からやってきたという。
初め、石で出来た扉の無い円形の家の近くに巨大な岩があって、その中から不思議なことにムビラの音色が響いてきた。人々は巨岩からムビラの音楽が聞こえてくるたびに集まった。するとどこからともなく声が聞こえてきて、人々に曲の名前を教えた。人々は声の主が、雨を降らせることのできる偉大なショナ族のスピリット、チャミヌカのものだと信じた。のちにチャミヌカはニャダテと呼ばれる男に憑依(ひょうい)して、彼を通じてムビラを作るように言った。ニャダテは人々にムビラの作りかたを示し、人々は岩に耳をそばだてて音楽を聴き、どうやって演奏するのかを学んだ。ニャダテはスピリットたちがムビラ音楽を大変好むことを人々に伝えたがその後、海に消えてしまい二度と現れることはなかった、、、。」
引用文献 「The soul of mbira」ポール・バーリナー著
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